同居を装うという方法も

事情により一人暮らしをするお年寄りもいる

一軒家に防犯対策が必要なのは、どのような家庭であっても同じですが、
その中でも特に念入りな防犯対策を求められるのは、お年寄りがひとり暮らしをしている家ではないでしょうか。
最近は少子高齢化の影響などで、特に高齢者がひとりで一軒家に住み続けるというケースが増えてきました。

そのような家庭の場合、もともとはその家は代々受け継がれてきたものであったり、
あるいは子どもに将来譲るつもりでたてたものであったりするようです。

しかし、子ども世代が仕事上の都合やさまざまな事情で一緒に住むことをせずに離れて暮らし、
年を取ってから住環境を移したくないと考える高齢者は
またその家に住み続けるといった現象が起きているのです。

そのような高齢者を抱える子どもはたいてい、ひとりで暮らす親のことを心配して、
都会に出てきて一緒に住むことを提案したり、あるいは施設に入居することをすすめたりするようですが、
やはり、長い間慣れ親しんだ土地を、人生の晩年になってから離れるというのは抵抗が大きいようで、
多少防犯面に不安があっても、自分の家に住み続けたいと願う人が多いのです。

同居を装うためには

そのようなお年寄りのひとり暮らし家の場合、泥棒や空き巣だけではなく、
詐欺や悪質な訪問販売などのターゲットにもされやすいというリスクがあります。

かつては「押し売り」が、このような悪質な商売の定番でしたが、最近は貴金属の買い取り業者を装って、
極端に安い値段で宝石などを買いたたく「押し買い」も問題になっています。
これを防ぐための方法として、ひとり暮らしであることが外見から分からないようにする、
つまり、子ども世帯が同居しているかのように装うという方法があります。

ひとり暮らしの世帯で同居を装うためには、ある程度頻繁に子ども世帯が実家に足を運ぶ必要があります。
また、もし住んでいれば日常的に使うであろう自転車や子どもの遊び道具などを外に置いておくことは、
同居人がいるという外部への強力なアピールとなるでしょう。

さらに、近所の人とのつきあいや、日常的な買い物などにも積極的にかかわることで、より普段の生活に溶け込むことができ、
これはもし病気などで本当に同居が必要となった場合にも役に立つはずです。

現代の住宅事情は、ますます複雑になっています。
その中で、少しでも安心して生活を送るためには、知恵と工夫が欠かせないのです。

GRhou7uK